top of page
Training brake
 

ブレーキングは講習一発目と言う事もあり、心と体のウォーミングアップと車のチェックを兼ねています。

ブレーキが利かない車に乗っている人はいないと思いますが、自分の車のブレーキ性能を知らない人は多いです。実際に公道でABSを利かせた経験がある方はさておき、ABSが何処まで有効かとか、どれ位急ブレーキをすれば作動するのか等、車の固体やタイヤのチョイスでも変わります。この、一般には知られていない事を試してもらいます。
メインの内容は、踏み量を一定に保った状態で何処で止まる事が出来るかを体験するもの。ブレーキ性能を把握していれば停止線でピタリと止める事が出来るはずです。

01

身障者の立場になってサーキットを走るようになると、思い通りに動かせないもどかしさでフラストレーション溜まりまくり。サーキット走行は良い汗かけるし爽快だけど、スポーツドライビングするなら練習しなきゃね。練習の成果が出たときの達成感は、ドライビングでも味わえます。後はウデを磨くのみ!でも、手動装置を使っているから、健常者とは操作の基本から違ってくる。練習しようにも公道ではリスキー過ぎるから、そういった場所を確保しよう! そう思って創めた当時は人が集まらなくて苦労したけど、今はキャンセル待ちがあるほどになりました。

History

02

Training Pylon slalom
 

パイロンスラローム講習、別名ハンドリング講習です。
一定間隔にパイロンを並べて行き、その間を縫って走り抜ける内容です。「何だ簡単ジャン」と文章だけでは思うかもしれませんが、やって見ると難しいですコレ。
第1に、ラフなステア操作は出来ません。走行ラインがバラバラだと、その分アクセルやブレーキで修正が必要になります。
第2に、アクセルはステア操作と連動してスムーズにしないと、ラインが膨らみ修正が必要となります。
第3に、ブレーキをきっちり使わないと曲げれません。ブレーキでフロントへ荷重異動しないとコンパクトにパイロンをクリア出来ないからです。
以上を、刻々と変わるコンディションの中、理想のイメージに近づけるようにドライブします。

03

Training Skid control
 

スキッドコントロールとは、滑る路面のショートコースを走ってヨーモーメントを体感してもらう内容です。ですからスキッドはヨーコントルール講習とも言います。
ヨーモーメントとは簡単に言えば慣性力の事。専門的な説明は省きますが、要は氷の張った道路の上を歩く練習を車でやろうかって話です。スキッドのような講習が出来る施設はゴク僅かですから、どんなものか分からない体験した事がない方って多いはず。
スキッドは、前述のブレーキ・パイロン講習をやった後で無いと講習の内容が十分に伝わらないので、復習の意味もありますが、車の挙動をダイレクトに感じられると言う意味では、これ以上の講習はないかと思います。車が独楽のようにクルクル廻る体験は中々味わう事は出来ません。しかも安全第一ですから、愛車を壊す心配なし!

04

Training Slalom

頭の中で自動車教習所のコースを思い浮かべて見てください。そして、そのコースを可能な限り速く駆け抜けることを考えて見て下さい。

「結構難しい」と思いませんか?ジムカーナ風とでも言えば分かり易いかもしれませんね。必要なのはライン取り・緩急のあるアクセル&ブレーキワーク・正確なステア捌きです。
どれも易々と身につくものではありませんが、このコースはかなり「熱く」なれます。

因みに脱輪するとアライメントが狂う恐れもありますから、「飛ばせば良い!」と言う考えですと後で後悔することとなります

05

Training Racing driving experience
 

ハンディーキャップ・ドライバーズ・スクールの目玉企画、そして講習の締めでもあります。
この講習は1日受講して、今までやった事をサーキット走行を通して体感してもらう内容です。
走るとは言っても講習ですから、速度無制限な訳ではなく、先頭には教官の教習車がペースカーとして走ります。
ですが、これこそレーシング体験走行の真骨頂なのです。教官の走りは、速度こそ抑えているもののレコードラインそのものです。ブレーキタイミングからアクセルポイントまで、正にお手本の走りといえるでしょう。この走りを完全コピーするのは並大抵のことではありません。マジで難しいです。ライン取りなんかも理想的な場所を綺麗にトレースしています。
コレを無視すると、実はカナリ危険だったりします。ラインを知らずに闇雲に走って壁に刺さっても、待っているのは請求書だけですから、大人の楽しみ方でいいじゃありませんか。
レーシング体験講習の後は、爽やかな疲労感と共にエンディングを迎える訳です。

bottom of page